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2024.07.23

がんの進行度(病期):ステージとは?

がんの進行度はステージ(病期)として、大きく0、Ⅰ、II、III、IVの5つに分類されます。
これは、がんがどれだけ広がっているかを示す指標です

がんのステージは、TNM分類(進行度を評価する指標の一つ)と呼ばれる基準を用いて分類されます
・(T)腫瘍の大きさ: がんの主な腫瘍の大きさや広がりを示します
・(N)リンパ節への広がり: がんが周囲のリンパ節に転移しているかどうかを示します
・(M)転移: がんが体の他の部位(例えば、肺、肝臓、骨など)に転移しているかどうかを示します
この3つの要素を組み合わせて、がんのステージを以下のように分類します

ステージ分類:悪性腫瘍の進行程度
ステージ0: 非浸潤がん(上皮内がん)
     がんがまだ原発部位にとどまり、周囲の組織には浸潤していない状態
ステージ1(I期): がんが原発部位に限定されており、サイズも小さく、リンパ節や他の部位への転移がない状態
ステージ2(II期): がんが少し大きくなり、近くのリンパ節に転移している可能性があるが、遠隔転移はない状態
ステージ3(III期): がんがさらに大きくなり、周囲のリンパ節への転移があるが、遠隔転移はまだない状態
ステージ4(IV期): がんが遠隔部位に転移している状態

このステージ分類はがんの種類によって、異なる場合がありますが、基本的な考え方は同じです
ステージの診断は、治療方針や予後の見通しを決定する上で非常に重要です