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2024.07.10

免疫療法

免疫療法は、自己の免疫機能を利用して「がん細胞」を攻撃する治療法です。
免疫機能は、体内の異常細胞や病原体を認識して排除する防御するシステムです。「がん細胞」は正常細胞と異なるため、免疫システムによって認識されることがあります。
しかし、「がん細胞」は免疫システムから逃れるための仕組みを持つことがあり、そのために排除できずに「がん」が進行します。

免疫療法は、免疫機能を強化または修正することで、「がん細胞」を効果的に攻撃させることを目的としています。これには、免疫システムのブレーキを解除する、免疫細胞を活性化する、または「がん細胞」をより認識しやすくするなどの方法が含まれます。

免疫療法は、従来の標準療法(「手術」、「放射線療法」、「化学療法(抗がん剤)」)に加えて、新しい「がん治療」の治療法として、有望な選択肢となってきていて、大きな期待がされています。

現在、免疫療法の副作用や適応症に関する多くの研究が進んでいます。
個々の患者に「最適な治療法」を選択するためには、家族や担当医はもちろん、看護師の方々やその他にも医療チームや患者会の方々と情報交換をしたり、相談することが重要です。